その3『見るべき数値は何?』

アクセス解析の結果得られる数値は、山のようにあります。貴社のWebサイトにとって使い道の無い数値も多々あるでしょう。全てを逐一チェックして分析していたら、答えを得る頃には、時代が変わって無駄になってしまうことになるかもしれません。

最低限、押さえるべき数値は、主に以下のとおりです。

ユニークユーザー数

訪問者が増えることは、サイトが多くの方に閲覧されているという好ましい状況です。

アクセスデータの見方の基本として、このユニークユーザー数が順調に増えているかを時系列で見ていく必要があるでしょう。

セッション数

ユニークユーザー数と同様の観点で、セッション数も重要な数値です。また、以下のような見方も重要となります。

訪問頻度

「セッション数÷ユニークユーザー数」で算出されます。集計当該期間で、1人あたり平均何回サイトに訪問しているかを示します。

例えば、月間3回のサイト更新がある場合に、訪問頻度が3未満となりますと、新着情報がタイムリーに来訪者に伝わっていないということになります。この場合は、来訪を促進するプロモーションの強化が必要でしょう。

一方、月間3回のサイト更新がある場合に、訪問頻度が3より大きいと、サイトの更新頻度が低く、来訪者の興味がいずれ喪失してしまう危険性が考えられます。コンテンツ企画などを積極的に展開するべきでしょう。

この”訪問頻度”は、プロモーション(集客)とサイト運営(コンテンツ企画)のバランスに関する指標となりえます。

新規来訪セッション数

セッション数の増減に一喜一憂するだけでなく、Webサイトが新規見込顧客との接点として十分に機能を果たしているかを見ていく必要があります。新規来訪セッション数が順調に伸びていない場合は、集客の強化や見直しを図り、見込顧客の集客を促進することを検討します。

また、新規来訪セッション数(率)を、訪問経路別に見ることで、プロモーション戦略のパフォーマンスをつかむことができます。この数値は、広告宣伝の効果や、販売促進活動における新規顧客の呼び込み効果などの指標として利用します。

平均ページビュー数(平均PV数)

平均PV数は、多すぎても少なすぎてもよくない数値です。平均PV数は、まず、基準値を設定してから見る必要があります。

目標完了ページ(例えば、資料請求のThanksページなど)にたどり着くまで、通常何ページを要してたどり着くか("基本シナリオ"と呼びます)を基準値として定義します。

仮に、基本シナリオを『トップページ⇒商品一覧⇒商品詳細⇒お問い合わせフォーム⇒お問い合わせ内容確認ページ⇒Thanksページ』の全6ページとした場合は、平均6PVが最も好ましい数値と捉えることができます。

対基準値としての平均PV数は、サイト構造、ナビゲーション構造、ページレイアウトなど、サイトの各構成に関する指標として利用できます。

以上の数値を定期的に見ていくことが、アクセス解析の上手な利用法です。

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